石洞美術館において2016年から2017年にかけて開催された\r「古染付―このくにのひとのあこがれ かのくにのひとのねがい―」\r展の図録\r\r210 x 297 x 28mm 298頁\r\r目立つ傷や汚れはございませんが、カバーは黒のマット調の紙のため、光の加減で見える擦り傷がございます。\r\r\r●石洞美術館のホームページより\r\r古染付(こそめつけ)は中国明時代の末期、天啓期(1621~1627)を中心に崇禎期(1628~1644)頃までの間に、景徳鎮民窯で焼かれた染付磁器の一群です。形状や意匠が自由奔放な古染付は、長く日本の人々に愛されてきました。織部の形に似た手鉢や扇形の向付などがあることから、日本の茶人からの注文によって作られたものもあると考えられています。日本には多くの伝世品がありますが、中国や他の国々では全くと言っていいほど見つかっていません。\r\r古染付は石洞美術館の所蔵品の中でも、質・量ともに最も充実したコレクションです。\rこれまで当館や他館で展示はしておりましたが、その全容を公刊する機会がございませんでした。\r\r本図録では、186件の作品を掲載し、豊富な図版と詳細な解説がございます。高台など、展示の際にはご覧いただくことが難しい部分も図版で掲載しております。また、金沢陽氏、中路のぶ代氏、村田森氏の貴重な論考も掲載しております。\r\rこれだけの内容を一つにまとめた結果、ずっしりとした図録になりました…!\r電車で読むには重いですが、ご自宅でゆったりとご覧になるにはとても良いと思います。